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ヨーガ・スートラ


夜更けに降ってくれたおかげで、雨予報が晴れへと変わった連休明け。 冬も間近の11月下旬にしては随分と暖かいですね。 とは言え、日暮は早く、長い夜の季節です。 そこで、今日は読書の秋、秋の夜長にお勧めの本を。

ヨガ、ヨーガと言うと、たいていはアーサナ(ポーズ)を想像しますよね。 ここのところのヨガの普及にともない、数多くのヨガに関する書籍や雑誌も販売されています。

そのほとんどがポーズに関する内容がメインです。

同時に読んで頂きたいのが、ヨガの経典『ヨーガ・スートラ』。 2-4世紀頃にインドの思想家・文法学者パタンジャリPatañjali師によって編纂されたと言われている、スートラ=経典です。

『ヨーガ・スートラ』は4章195節から構成されています。 そして、この195節の中で、アーサナ(ポーズ)関して触れているのは、なんと3節のみなのです。 ヨーガ=100%アーサナ(ポーズ)では、ないのです。 むしろ、ヨーガにおいてアーサナは195分の3、つまり約1.5%のみ!!

例えば、そのうちの一番最初にでてくるのが<1章-2節>。 サンスクリット語で次のように記されています。 【YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH】 ヨーガハ チッタ ヴルッティ ニローダハ 和訳:「ヨーガとは心の動きを静止すること」

残り二つは、<2章-46節>、<2章-47節>がアーサナに関わる内容です。

それ以外は、やってはいけないこと、進んでやるべきこと、呼吸法や瞑想法など、

すべての生きる人のための知恵、自分自身の内に向かい合う方法などが綴られています。

秋の夜長、いつものヨガタイムとは違う、読むヨガで更にヨガを深めてみませんか? 最初からきちんと読み進めた後は、毎日ぱらっとめくったページの1節だけを読む、

読むヨガを習慣にしてもいいかもしれません。

インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ スワミ・サッチダーナンダ著 伊東久子 訳

2015年12月22日まで毎週火曜日 ひとつよが@白楽 11:00~12:00 19:30~20:30 皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

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