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陰ヨガ 夏の経絡 心・小腸

こんにちは。

いつもありがとうございます。

暦の上では5月5日の立夏に夏を迎えていました。

5月と言うと爽やかな初夏というイメージですが

ここ数日は30度を軽く超え

すでに37度の日まで。

猛暑日が続いている上海です。

旧フランス租界の街路樹プラタナス。

あっという間に手のひら以上の大きな葉を茂らせて

夏の陽射しからの日傘代わりに。

ひとつよがの陰ヨガクラス。

夏の経絡へのアプローチ始めました。

(「冷やし中華始めました。」みたいですね 笑)

 

【陰陽五行論】

夏の要素:火

性質:

火のように熱い

物を燃やす性質

急成長

上昇・高揚

機能:

循環・睡眠・意識・感情・記憶

経絡:小腸(陽)・心(陰)

*経絡とは「気・血・水」を全身に運ぶ通路で、全身に網の目の様に張り巡らされているものです。

【心・小腸の経絡】の 気の乱れによる不調

・気力・集中力の低下

・不眠・多夢・昼の眠気

・落ち着かない

・下痢・腹痛

・息切れ・動悸異常・不整脈

・燃え尽き症候群

・倦怠感・疲労感

・血流の滞り・顔色が優れない

・突発的な発汗

強く現れる感情:

喜び ・ 興奮 ・ 愛 ⇔ 落ち込み ・ 憎しみ

〖心と小腸の気〗が調和していると

内面の満足と幸せ・安心感 を感じられる

〖心と小腸の気〗が健全であると

困難にも柔軟に立ち向かうことができる

〖心と小腸の気〗のバランスが崩れると

落ち込み・憎しみ・憂鬱 の感情が生まれる

方向・方角:上昇・南

気候:熱

色:赤

味覚:苦 体内組織:血管 感覚器官:舌  排出液:汗

心臓・小腸:

(ここではあえて西洋医学的な臓器としての位置・機能も含めての確認)

心の機能:

・血液循環

・エネルーギーの指揮

・生命の維持

・睡眠にかかわる機能

・意識にかかわる機能

小腸の機能:

・飲食物の分解・消化と吸収

・捨て去るものと必要なものをわける

 

さて。

ひとつよが 陰ヨガクラス では。

夏の経絡

【心と小腸の経絡】に加え

夏=火のエネルギーが強くなりすぎないように

水のエネルギーを司る【腎と膀胱の経絡】の流れにも意識を向けていきます。

熱し過ぎず

冷やし過ぎず。

不要になった身体の水分

汗やおしっこ

きちんと排出できるように。

体内の水分調整を司る【腎・膀胱の経絡】も整えます。

暑い時にはきちんと汗をかけることが大切。

冷たいものを飲む機会が増える夏

加えてエアコン

身体は思っている以上に冷えていることも。

不要な水分が排出されないことは 『むくみ や 冷え』 の原因に

汗をかけないことで体内に暑気が溜まり

熱中症を引き起こしてしまうことも。

夏の要素= 火 のエネルギーが流れる 【心・小腸の経絡】

水(冬の要素) のエネルギーが流れる 【膀胱・腎の経絡】

このふたつの要素の関係とは?

 

陰陽五行【木・火・土・金・水】の関係性

関係性には【相生 ソウセイ・相剋 ソウコクなどがあります。

相生 : ひとつの要素が次の要素を生み出す関係

木 → 火:木が燃えて火が生じる 

火 → 土:火は燃えて灰と土を生じる

土 → 金:土の中の鉱石から金が生じる

金 → 水:金属が冷えて水を生む

水 → 木:水を得て木が生じる

相剋 : ひとつの要素が他の要素を抑える関係

木 > 土: 木は根を張り土から栄養を吸収し土を崩す

土 > 水: 土は水をせき止める

水 > 火: 水は火を消す

火 > 金: 火は金属を溶かす

金 > 木: 金は刃物となり木を切る

それ以外に

相侮 ソウブ: 相剋の力関係が逆転する関係

相乗 ソウジョウ: 相剋の関係が過剰になりすぎる関係

もあります。

ひとつの気のエネルギーが強くなりすぎても

あるいは弱くなりすぎてもバランスが乱れます。

5つの要素がそれぞれ互いに影響し合ってバランスを保っていることが分かりますね。

気のバランスの乱れは心身の不調へと繋がります。

今の季節。

主役となる『火』の【心と小腸の気】だけではなく

調整役の『水』の【膀胱と腎の気】も整えたいのです。

そうそう。

季節のものと言えば。

枇杷が旬を迎えています。

上海のあちらこちらでたわたわに実っているのを見かけます。

薬効としても

疲労回復・咳・痰・食欲増進・暑気あたり・利尿作用・あせも・皮膚炎 などがあるようです。

先人が古より伝えてくれたように

『旬のものを頂く』 ことも

身体にとっての 自然な滋養・治癒に繋がります。

大切にしたいですね。

 

日々Instagramもアップしています。

ひとつよがのクラス詳細はこちらから。

いつもありがとうございます!

ナマステ。

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