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陰ヨガ 土用の経絡 胃・脾


春の土用

4月17日はは土用入りでした。


春の土用は5月4日まで続きます。


5月5日が立夏。


夏を迎えるというわけです。




土用というと・・・。


『夏の土用』


『土用丑の日』


『うなぎの日!』


という連想になりますが(笑)。


土用は年に4回訪れます。


土用は「季節と季節の間」。




つまり季節の変わり目です。 年に4回の土用とは。


立春までの18日:冬の土用

立夏までの18日:春の土用


立秋までの18日:夏の土用


立冬までの18日:秋の土用



それぞれの土用が明けると 次の季節が訪れます。


春・夏・秋・冬

それぞれ72~74日間。


年に4回の土用(18日×4)72日


四季+土用で 365日=1年間 となります。


陰陽五行論
土用のエレメンツ(元素):土

大地そのものは安定しているようで


実際は季節や気候によって変化していますね。




土の性質:

安定と変容 交替 調和


大地のようにどっしりと安定しつつも


季節や気候による変化を受け容れ


調和させる性質があります。



土の機能:

変容・運搬・集積・吸収・消化・滋養・免疫・代謝


臓器と経絡:胃(陽)・脾(陰)

*経絡とは「気・血・水」を全身に運ぶ通路で、全身に網の目の様に張り巡らされているものです。


胃腸の調子が悪い時。


口内炎や口の周りに吹き出物が出来やすいってことはありませんか?


口の周りには胃や大腸の経絡が通ってます。


経絡の滞りの表れかもしれません。



感情:

懸念・不安・神経質 ⇔ 沈着・明晰な思考・理解・洞察


考えすぎたり不安がつのると胃が痛む。


・・・なんてことも関係がありそうです。



方角:中央

気候:湿

色:黄色

味覚:甘 体内組織:筋肉 感覚器官:唇(口) 排出液:唾液
 

ところで。


胃・脾臓 の位置 はどこでしょう。



胃はなんとなく分かりますね。


では脾臓は?

左上腹部。 胃の外側にあるのが脾臓。


こんな感じです。


脾臓の機能:  

・物や飲物を消化分解しエネルギーと水に替える それを身体に送る働き


・免疫機能


・血液の貯蔵庫


・古い赤血球を壊す働き (西洋医学ではリンパ組織のひとつで循環器とされる)


【胃・脾 の経絡】の滞り乱れにより発症しやい症状

・考えすぎで神経質、抑うつになる ・吐き気、嘔吐 ・食欲低下、胃もたれ ・腹痛、下痢 ・筋肉の萎縮 ・脱力感

・四肢のだるさ

・倦怠感


心当たりがあったら、経絡が滞っているのかもしれません。


上記のイラストを参考に土用の経絡ラインを軽くもみほぐしてみてくださいね。



脾・胃の経絡上にある経穴(ツボ)

探しやすく自分でも押せるツボふたつ。

 胃の経絡(陽)上にある【足三里】

胃もたれ、食欲不振など胃腸の働きを調整


全身の冷えやだるさ、足のむくみの解消に。



脾の経絡(陰)上にある【三陰交】

脾・肝・腎の三本の陰の経絡の通り道なので三陰交


月経痛や下腹部の血流改善に。




見つけやすく 自分の手を使って簡単に押せるツボです。


筋膜リリースボールやお手持ちのローラーなどで軽くほぐしてから


指先で適度な圧で押してみましょう。


 


季節の変わり目。


安定しているように見えて

常に変容も受け入れています。


土用の時期は土の神様=土公神(どくしん・どこうしん)を尊重し

農作業や建築を休止する時期ともされてきました。


田畑やお庭の作業が始まる季節ですが

冷えやすい時期でもあります。


くれぐれも腰や膝には要注意。


作業をしてもよい日=間日に行うのが良いとされています。




 

春の土用 季節の変わり目


陰ヨガクラスでは【胃と脾の経絡】にアプローチするアーサナを行います。


現在の体調や呼吸、感情や気持ち、思考など


自分自身の状態を観察するところから始めてみましょう。



クラス詳細などはこちらから


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